霧の狐道74

ghanayama
 ヤンキーの黒いカナトコ頭とお揚げババアが話をしている。

「 どうしたん、婆ちゃん?」
「 ホント、腹立つクソガキなんじゃ。」
「 何が?」
「 お揚げを取られたんじゃ!」
「 にゃにぃ~!!」
「 年には勝てないねぇ。
 馬鹿にしくさって!
 極道の爺さんが生きていたらタダでは済まないのに・・・。」
「 いつもだったら、ボランティアでオヤジが付いて来るから一喝でき
 るのにな。」
「 そうさ、あいつ、“ヤバイ買い出し”でカンボジアに出張だしさ。
 いつも肝心な時はいないんだから・・・。
 ホント、参ったよ。」
「 そんなことなら、オヤジが出るまでも無い。
 よし、ワシに任せろ。」
「 さすが、婆ちゃんの孫、元気だねぇ~。」

そこに、金髪の原爆頭も参加した。

「 ワシも、手伝わせていただきやす。」
「 お、あんたもやってくれるのかい。」
「 ヘイッ!」
「 そいつは、何処へ行った?」
「 えっと・・・・・。」

お揚げババアが顔を上げて、俺と眼が合った。

“ ヤバッ!”



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