日々の恐怖 4月21日 踏切

ghanayama






    日々の恐怖 4月21日 踏切






 Kさんの弟の話です。
当時弟は、静岡県内のZという地域密着型の地図制作会社でアルバイトをしていました。
数日前にも体験談を紹介したように、Kさんの弟は色々と不思議な経験をしています。

 夜、弟がバイパスを自転車で走っていると、バイパス下に交差するように延びている東海道線が気になった。
真下は荒れた畑で、その中にポツンと一つの踏切がある。
 遮断機が光っていた。
電車が近づいてくる音が、彼方から響いてくる。
 と、畑のただ中を、ワンピースを着た女が線路に向かい歩いていた。
弟が見ている最中、女は線路横に設置された丈の高い柵まで来ると、それを登り始めた。
ちょうどその辺りで、間近に電車が迫って来ていた。
 女は柵を乗り越え、線路に飛び込んだ。
地面にぶつかる瞬間、女は消えた。
その上を、何事もなかったかのように電車が通過して行った。















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